マカの特長
マカは標高4,000~5,000mの過酷な環境であるペルーのアンデス高原で数千年前から栽培されてきた根菜です。球根は直径6~7㎝で表皮が黄色、赤色、黒色のものがあります。インカ帝国時代から滋養強壮作用のある食物として珍重されてきました。現地では老若男女問わず親しまれている素材で、有効成分のひとつベンジルグルコシノレートは世界中で機能性研究の対象となっており、当社でも独自の研究の結果を論文*として発表しています。当社「マカエキス末BG1.2」はベンジルグルコシノレートを1.2%以上、「黒マカエキス末CPX-MXB100」は0.4%以上で成分規格を設けています。また、マカ粉末である「有機JASマカ乾燥粉末」は有機JAS認証を得た商品です。
* : Tsuyoshi Takewaka ,Kiyoshi hara et al, Clinical Effect of Oral Administration of Maca (Lepidium meyenii) Extract on Japanese Peri-Menopausal Women Subjects: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Study, Int J Biomed Sci Vol. 15 No. 1 March 2019
チアシードの特長
チアシードは中南米原産のシソ科の植物「チア」の種子です。マヤ・アステカ文明時代から食されており「チアシードと水があれば生きていける」とされるほど栄養が豊富で重要な作物でした。必須脂肪酸であるαリノレン酸が豊富に含まれ、食物繊維が不溶性、水溶性ともに豊富です。またミネラルやアミノ酸も豊かでアレルゲンを含まないことも特長のひとつです。 当社ではロットごとにアフラトキシンの分析を行い、安全・安心への信頼を高めています。
キャッツクローの特長
キャッツクローはペルーの熱帯雨林にしか自生していないつる状の植物で品種が二つあり、それぞれの学名を「ウンカリア・トメントーサ(UT)」と「ウンカリア・ギアネンシス(UG)」と呼び、トゲの形、花の色などのほか、含有成分にも違いがあります。トゲの根本が太く、起立した形状のUTの主成分はアルカロイドですが、トゲが細く巻いた形状のUGにはアルカロイドがほとんど含まれていないことが報告されています。アルカロイドが主成分のUTは、免疫系の機能性に強く、UGは炎症系に強いことが証明されました。ペルーでは17世紀に世界に紹介した熱病治療薬“ キニーネ”が『奇跡の植物』と言われ、キャッツクローはそれに続く『奇跡の植物』と言われていますが、その所以は6種類のアルカロイドの他、多様な二次代謝物質が複合的に作用して、免疫システムのバランスを調整し、自然治癒力を高めるためです。当社品はUTを原材料としています。
マキベリーの特長
マキベリーは南米大陸の南端、自然豊かなパタゴニア地域で自生する希少な樹木の果実です。先住民マプチェ族の人たちは、表皮を天然染料として使用する一方で、葉と実は、下痢止め、抗炎症薬や解熱剤として民間療法で使用していたと言われています。現在でも、地元ではジュースやジャム或いはワインの原料として親しまれています。果実にはポリフェノールをふんだんに含み、実に赤ワインの12.4倍とも。アントシアニジンの中でも抗酸化力が特に強いとされるデルフィニジンが豊富で、LDLの酸化抑制などヒトの健康に優れた恩恵をもたらすことが科学者によって確認されています。「スーパーフルーツ」とは栄養が豊富に入っているフルーツの総称で、マキベリーがその「スーパーフルーツ」の代表格です。
カムカムの特長
カムカムは、現在知られている中で最も多くビタミンCを含む(3000mg/100g:アセロラの約2倍、レモンの約30倍)とされる果実で、ペルーのアマゾン川流域の熱帯地方で自生又は栽培しています。果実は直径2cm前後で、熟す実の表面が真っ赤、果肉はピンク色になります。ちなみに収穫期は雨季となる12~3月です。 昔から現地ではカムカムをジュースにして飲まれており、風邪や肌荒れの予防、肥満、糖尿病、高血圧のほか熱中症予防などに良いとされてきました。 ペルーでは農民の貧困撲滅のための推奨作物として指定されている社会的側面もあります。 当社では一次加工を現地で、最終加工を日本国内で行っています。
ウアナルポマチョの特長
ウアナルポマチョはペルー中央及び北部海岸部の標高1500m~2500mにある渓谷内部に自生している1~2m程度の灌木で緋色の花がわずかに咲きます。 使用部位は幹でインカ時代からペルーでは催淫剤として用いられてきたほか、気管支炎や喘息に用いられたそうです。「マッチョ」の語源ともいわれています。
パウダルコの特長
パウダルコは南米熱帯雨林に自生する大きな樹木で高さ10~20m、紫色の大輪の花を咲かせます。別名、紫イペとも言われています。家屋や船、などの木材製品の原材料として乱伐されてきました。 昔から現地ではパウダルコの樹皮をマラリア、貧血、大腸炎、呼吸器障害、風邪、リウマチ等に使用し、米国ではハーブとして鎮痛、抗酸化、緩下、駆虫薬、抗菌薬、抗真菌、抗ウィルス、抗炎症として用いられています。ブラジルではその木を「活力の木」と呼んでいました。
ムイラプアマの特長
ムイラプアマはアマゾン地域やブラジル北西部に生育している小さな灌木で高さ5m程度、小さな白い花を咲かせ、香りはジャスミンに似ています。昔から現地では特にムイラプアマの樹皮と根が頻繁に用いられ、伝統的催淫(性機能回復)、神経系の強壮、抗リウマチ、消化器機能不全等の治療に使われてきたハーブです。国内ではマカとムイラプアマ摂取による女性ホルモンへの影響なども研究されています。日本では根は医薬品、樹皮は食品に指定され、強壮ドリンクなどに使用されてきた実績があります。 当社品は樹皮を原材料に使用しています。
ガラナの特長
ガラナの果実は小さく丸く、色は紅色、成熟すると割れて黒色の種ができます。その種子にはカフェイン、タンニン等が含まれています。カフェインの含有率4~5%の食品です。ブラジルの原住民は種をローストしたものを水と混ぜてペースト状にし、滋養強壮、下痢止め等の治療用に用いていました。日本でもガラナジュースは知られており、ヨーロッパでは17世紀には既にガラナは知られていました。 当社品はガラナ種子由来のカフェインを4%含んでおり、水溶性に富むためドリンクにもご使用いただけます。
パフィアの特長
パフィアは巨大な樹木に巻きつくつる状の植物で、その根は複雑な形をしています。ブラジル人参という別名もあり、昔から現地ではパラトダ(全てに使えるという意味)と呼ばれ、パフィアの根を強壮・エネルギー源、若返りやあらゆるタイプの病気に有効なハーブとして、広く用いられてきました。 パフィアにはβエクジステロンと呼ばれる植物性ステロイドが多量に含まれています。また、女性ホルモン(エストロゲン)の産生を増加させる作用のあるシトステロール、スティグマステロールのほか、19種類のアミノ酸、数多くのビタミン・ミネラルが含まれています。また、根の部分11%にはサポニン類があることも発見されています。